| 薬害肝炎問題で、原告団は和解案を拒否した。 結局、一律救済を求める原告側と、線引きにこだわる政府側との溝は埋まらなかった。 これまで、全国から集まって、この何ヶ月かの間、熱心に解決に向けて努力してきた原告団の女性たちの苦労は、大変なものだった。 私のところにも、よく顔を出してくれていて、私自身、福田総理の政治決断に期待していたが、残念なことになった。 やはり役所の壁を乗り越えることができなかったのだろう。 まあ、伊吹幹事長といい、町村官房長官といい、まわりは、役人以上に役人的な人の集まりだから、この結果も仕方あるまい。 ただ、こうした問題は、エイズ問題でもそうだが、役所のペースに乗らない政治決断が求められるのである。 それ以外に問題を解決する方法がない。 しかし、福田総理は役所の壁の前で止まってしまった。 この問題だけではない。 独立行政法人の整理統合でもそうだ。 渡辺行革大臣の主張通りで、まだまだ行革はできる。 しかし、これまでのところ、町村長官を先頭に渡辺大臣に協力する閣僚はほとんどいない。 総理も助け舟を出さない。 これも役所の殻の中から出てこようとしていない。 独立行政法人の多くは、天下り官僚にとっては仕事をしないで、現役時代とほぼ同じ給与や退職金を手に出来る金づるだ。 現状のように改革が進まないことに、官僚は大喜びだろう。 つまるところ、 この人たちに支持される内閣は、国民にとって、敵となる内閣である。 改革を阻み、行革に手をつけず、国民負担だけを増やし続けている。 福田総理は、今が正念場だ。 このまま行けば、年金や薬害肝炎、さらには独立行政法人改革で、国民を裏切ることになり、政権はレイムダック状況になる。参議院選挙や安倍首相の退陣など、本当に激動の一年だったが、最後も難問山積のままの越年となった。 来年は今年以上に大変動の一年になるような気がしてならない。 次回のメールマガジンは、1月11日発行予定です。 皆様、良いお年をお迎え下さい。 ★安住淳国会通信の登録・解除・アドレス変更はこちらまで メール g00017@shugiin.go.jp FAX 03-3508-3503 TEL 03-3508-7293 (2007.12.21) |
| 消えた年金5000万件の照合作業をめぐる首相や官房長官の発言は、国民の怒りに再び火をつけた。 7月の参議院選挙で当時の安倍首相は、「最後の1人まで1円まで」と大見栄を切っていた。 それを今になって「選挙のときだから縮めて言った。」とか、「そんなこと言ったっけ。」ととぼけるのはどういうことか。 やはり、自民党という政党は、マニフェスト時代の選挙公約の重みをわかってないということではなかろうか。 たぶん昔のまんまの感覚なのだろう。 選挙のときの公約は大風呂敷で、その場しのぎであると今も心の底で思っているに違いない。 しかし、今の時代の選挙はそうはいかない。 政権公約=マニフェストは、有権者への約束であり、その実現までのアプローチの仕方まで記載して、有権者と契約を結ぶ。 この契約を政党は忠実に実行しているかどうかを検証して、有権者は次の選挙で審判を下す。これが今の時代の選挙である。 しかし、自民党は有権者、国民をなめている。 さて、なめられた国民はどうなるのだろうか。 年末年始で、その怒りを忘れて、次の選挙のときは、そんなのあったっけとなるのだろうか。 それとも、マニフェスト選挙の最後のところ、つまり結果責任について、投票によってきちっと審判を下すのだろうか。 これは国民が問われているのだと思う。 今朝の民主党の国会の打ち合わせで、私は次のように発言した。 「これは他山の石だ。 わが党も、選挙目当てにいい加減なことを言ったり書いたりしたら、同じように厳しい指弾を受ける。 その事を胸に刻みつけて、公約を作らなければならない。」と。 時代は変わった。昔のように、選挙は選挙、現実の政策決定とは違う。 そういう考え方は、改めなければならない。その事を自民党は理解できていないようだから、この延長国会となる年末年始は、担当大臣も含めてしっかり責任を取ってもらうために戦いたいと思っている。 何せ追及の時間を我々に与えてくれたのは自民党なのだから。 ★安住淳国会通信の登録・解除・アドレス変更はこちらまで メール g00017@shugiin.go.jp FAX 03-3508-3503 TEL 03-3508-7293 (2007.12.14) |
| 12月に入ったが、さっぱり年の瀬の気持ちにならない。 国会は動いているし、気候も暖かいからなのだろう。 とにかく、夏から冬まで、あっという間に過ぎた。 安倍総理辞任から、3ヶ月が経過した。 その間、大連立騒動や防衛省の汚職事件、福田内閣もねじれ国会の中で、連日の立ち往生である。 ところで、最近テレビを観ていて気になるのが、伊吹幹事長や町村官房長官の話し方だ。 彼らは、ねじれた国会の現状によほど欲求不満がたまっているのだろう。 思い通りにならない状況に不愉快な発言を連発している。 伊吹氏の「民主党は子供がピストルを持っているようなものだ」とか、町村長官の「同意人事を政府の提案通りに通さなかった理由を説明しろ」とか、おもしろい。 頭では民主党が参議院で過半数を取ったのを理解していても、態度や発言となるとどうしてもそのことを理解したくないということが出てしまう。 先般、参議院の外交安保委員会で、民主党の出したイラク撤退法が賛成多数で可決された。 そのとき答弁席にいたのは町村長官と、わが党の法案提案者の若手議員であった。 採決されたとき、わが党の若手議員が、喜びをかみしめるように起立して各議員に挨拶をしたのとは対照的に、町村長官は席に座ったまま、この屈辱に耐えられないという態度であった。 世の中が変わったことを受け入れがたいと思っているのがよく分かっておもしろかった。 伊吹幹事長もそうだ。 問責決議問題でも、「年明け冒頭解散になっていいのか」と民主党をけん制しているつもりなのだろう。 しかし、民主党は今113議席しかない。 本音で言えば明日にも解散したいぐらいだ。 解散すれば議席は今以上に増えるし、与党は3分の2は消えるし、いいことずくめだ。 伊吹という人はKYだなあと思った。 まあ読み違いしている間はいい。 でも、もう昔日の自民党でないのにもかかわらず、いばってみせても仕方ないと思うのだが、本人は言わないと気が済まない性格らしい。 しかし、何度も言うが、世の中は夏以降変わったのである。 さて、この年末政局はどんな結末を迎えるか。 世の中が変わったことに気付いて対応出来るかどうか、福田総理の眼力が問われている。 ★安住淳国会通信の登録・解除・アドレス変更はこちらまで メール g00017@shugiin.go.jp FAX 03-3508-3503 TEL 03-3508-7293 (2007.12.07) |
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