守屋氏とその妻が逮捕された。 私と同じ宮城の出身であり、地元 の東北大学の出身だ。 防衛省のトップにまで登りつめたので注目 していたが、結末は哀れなものとなった。そういえば、問題となっている山田洋行(株)のオーナーも私と同郷の出身であり、もしかしたら宮城つながりの人間関係が事件に至ったように見えて残念だ。 これまで戦後、官僚トップの事務次官経験者で逮捕されたのは5人いると新聞に記してあった。 最近では厚生労働省の岡光次官、そして文部省高石次官もリクルート事件に関係して逮捕されている。 守屋氏が他に比べて圧巻なのは、平均1年から2年という在任期間を大きくとび越えて定年延長までして4年間も勤めたことである。 役人という人種はことのほか上司に弱い。 役人経験者に言わせれ ば、2年以上次官をやれば役所全体がその次官派閥一色になり、 その流れが10年近く続いてどうにもならなくなるという。 それからすると、守屋氏の4年間は役所の「天皇」になるには十分な時間だったのだろう。 それにしても、防衛機密などという名のもとに無駄な金をずいぶんと使っていたものだ。 普通他の役所ならボルト一本を買っても金額はオープンになる。 ところが防衛機密と指定されると、つまらないボルト一本の金額すら公表されないで済む。 “機密”などという美名のもとに、どれだけ税金を食い物にしてきたのか徹底追及が必要だ。 我々も検察庁に負けずにがんばりたい。 ところで、オーストラリアの総選挙の結果は、日本の未来を予想させるものとなった。 与党のハワード首相自らが落選するなど惨敗だった。 ハワード政権はすべてアメリカ追従の政権だ。 イラクもアフガンもすべての戦争につきあった。 さらに地球温暖化問題でもアメリカと一緒になって京都議定書を無視してきた。 日本の自民党とよく似ている。 選挙ではアメリカとどう向き合うのかが争点となった。 アメリカとしっかりつきあわなければ世界ら孤立するとハワードは訴えた。これも自民党そっくりだ。 結果は京都議定書の重要性を訴え、対米対中などバランス外交を主張し、オーストラリア軍のイラクからの撤退を公約にした野党の圧勝となった。 オーストラリアの国民は実に賢明である。 ★安住淳国会通信の登録・解除・アドレス変更はこちらまで メール g00017@shugiin.go.jp FAX 03-3508-3503 TEL 03-3508-7293 (2007.11.30) |
| 同意人事案件は官僚出身の3人を不同意にした。 それにしても、不同意が56年ぶりというから驚きだ。 民主党が否決をしたことを問題視するメディアもあるが、私から言わせれば56年もの間一件も否決してこなかったことの方が、よほど問題なのである。役所の出してきた人事案件を国会でろくにチェックもしないで、結果として年間2千万円近い収入を得る天下りポストを、役所の言うがままにすべて認めてきたわけだから、衆参両院で多数を占めてきた自民党の責任は大きい。 役所はしたたかだから、いろんな審議会を作り政策決定に民意を反映させたようにみせかけてきた。 しかし内実は、その審議会のメンバーは大半が役所のOBと役所に近いメディア関係者、 さらに学者。また、その役所と関わりのある業界の社長などを中心に構成され、事務局は役所が取り持つ。 結果としては、すべて役所に都合のいい答申ばかりが出る。 審議会の外部メンバーは忙しいので非常勤にする。 一日の日当が3万円前後だ。 しかし、常勤者には役所のOBをあてて、年収1千700万円で役所に残った同期と同額を支給。さらに車付き部屋付きだ。 それなのに交通手当は別途支給され、さらには退職金もつく。 関係業界にも審議会を通して圧力をかけられる。 こうした手口で既得権益を広げてきた。 こうした実態に、民主党は今回ノーを突きつけたわけだ。 これからさらに厳しくやりたい。本当にその審議会が必要なのかどうかも、チェックしていく。 たぶん6年間かけて徹底的にやれば、ほとんどの審議会はハダカに出来ると私は思っている。 こうしたことをやらずして、役所の天下りを規制するなどと言っている自民党はおかしい。 私が自民党ならば、はるか昔に徹底的に天下り問題を追求し根絶出来ていた。 役人の天下りについては、今週になってJISなどの安全規格などの審査基準を作るたびに、それにかこつけて役所が協会を作り理事や会長にOBを送り込み、業界から金を巻き上げている実態が明らかにされている。 とにかくこの国の官は膿んでいる。 大そうじが必要なのだ。 ★安住淳国会通信の登録・解除・アドレス変更はこちらまで メール g00017@shugiin.go.jp FAX 03-3508-3503 TEL 03-3508-7293 (2007.11.16) |
| 小沢党首の辞任騒動は本当に驚かされた。 大変な一週間であった。 しかし、危機管理の上からもダメージは負ってしまったが、短期間で騒動を終息できたのは「不幸中の幸い」であった。 小沢氏にもいろんな思いがあったと思うが、やはりいきなりの大連立は党内はもとより 国民の理解も得られるはずがなかった。 民主党には曲げられないものがある。 それは小選挙区制を維持して、二大政党による政権交代のシステムを作り、その一翼を担うということだ。 よく、民主党はバラバラだと批判されるが、しかし党所属 の国会議員から地方議員に至るまでこの点では見事に一致団結している。残念ながらこの重要な党の根本にあることを、小沢代表自身が理解していなかったのではなかろうか。 自由党と民主党との合併から4年が過ぎたが、名実ともにの融合までには至っていなかったのかもしれない。しかし今度のことで、代表もよく理解されたのではないかと思う。 たぶん小沢氏に近いとわれる議員の中でも、大連立で二大政党制や 小選挙区制の旗を降ろしてしまうことに賛成する人はほとんどいなかったと思う。 政策の実現は当然だが、実はこのシステムの構築こそが大切なのだ。 だから役員会は代表の思いとは別に、にべもなく大連立を否定したわけである。 私は中曽根氏や読売の渡辺という老人が読み違えたのもその辺だと思う。 彼らは自民党の古い政治しか知らない。 だから民主党も同じで権力に弱く、みんな金や権力にぶらさがりたがっていると思っていたのではなかろうか。彼らの生きた時代には二大政党制や小選挙区制というシステムの大切さを政治行動の中心に据える考えはなかった。 だから民主党なるものの本当のところをよく理解出来ていないのだと思う。 民主党としては選挙で自公と対決することこそ立党の原点ともいえる。 それにしても朝青龍問題で大騒ぎをしていたTVリポーターが、この間まで亀田親子を追いかけていたと思ったら、今度は民主党本部へ押しかけて連日ごった返していた。 まさに「餌食」になった一週間だった。 ★安住淳国会通信の登録・解除・アドレス変更はこちらまで メール g00017@shugiin.go.jp FAX 03-3508-3503 TEL 03-3508-7293 (2007.11.09) |
自衛隊の海上補給活動が31日に期限切れを迎え、インド洋から撤収することが決まった。 国会ではテロ特措法の審議中であるが、成立の見通しは立っていない。 アメリカ軍などへの洋上補給への賛否は分かれている。 まして、足元の防衛省は守屋前防衛事務次官のスキャンダルで大揺れであり、防衛省への信頼も揺らいでいる。 私は今回の撤収は、日本にとっても意味のあるものだと思っている。 やはり国際貢献とは何か、アメリカとの同盟関係はどこまで付き合えば良いのか、日ごろ関心の薄い中東地域と日本との関係を再認識したりするのには、非常に重要な意義のある空白にすべきだと思っている。 民主党は人的な国際貢献の必要性を認めている。 しかし給油量をごまかしたり、法律に書いてあるのとは別の地域での活動に油が使われたり、さまざまなシビリアンコントロールを無視している重大な問題が提起された以上、今の法律での6年間の実情を十分に検証すべきだと主張している。 そのうえで、改めて憲法の枠内でできる最大限の国際貢献とは何か、今こそしっかりと考えるべきである。 アメリカの為には超法規的な行動をしても許される時代は終わった。 普通の同盟国としてお互いが付き合えるような関係を作るのにも、この空白はいいタイミングだ。 この問題をはじめ、来年3月には駐留米軍への2千500億円にのぼる、いわゆる思いやり予算も国会の主要議題となる。 皮肉なことだが、安倍前首相のおかげで民主党は参議院選で大勝し、その勢力図が一変した中で安倍氏の主張していた戦後レジームからの脱却という、戦後体制の総決算ともいうべき仕事をやることになる。 それも安倍氏抜きである。 歴史とは時にコミカルで面白いものだ。 めぐりあわせとも言えるが、安倍氏の意図していたことは、自らが主役を降りることで実現した。 さて、突然の党首会談はまさに電撃的であり、何を話したのかも私にはサッパリわからない。 その後小沢代表に会った時も、小沢氏も何をどうという具体の話ではなかったと言っていた。 しかし、金曜日の再会談が妙に気になる。 私のように党の国会対応の責任者は、前線で戦っている部隊長みたいなものだから尚のことだ。 しかしこればかりは2人しか真実を知るものはいない。さて、金曜日の会談は政治局面を変える程のものなのかどうか注目だ。 ★安住淳国会通信の登録・解除・アドレス変更はこちらまで メール g00017@shugiin.go.jp FAX 03ー3508ー3503 TEL 03−3508−7293 (2007.11.02) |
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