| 福田内閣が発足。 参議院では小沢一郎氏が首班指名を受けたが、衆議院の議決が優先するので福田氏に決まった。 親子二代の首相である。 組閣は新任は3人だけで、事実上の居抜き内閣となった。 それでも支持率は30%から58%まで上昇。 世論というのも面白いものだ。 まあ、前があまりにひどかったから71才の安定感はいい線で決着した感じがあるのだろう。 私は福田内閣をボクシングに例えて、「クリンチ内閣」と呼んでいる。 殴りあうボクシングと違って、クリンチは相手に抱きついて離れないで時間を稼ぐ戦法である。 たぶん、福田さんも厚生労働関係の法案やテロ対策も、対決型ではなくてクリンチ型で来るのだろう。 そして抱きついて離れずに相手の体力が弱るのをじっと待つ作戦だと思う。 参議院での民主党の第一党という現実は、やはりとてつもない大きな変化を国会に起こさせている。 やっている私たちが今さらになってそのことに気付くことが多い。 特に、同意人事と呼ばれる国会同意の必要な案件は、自民も民主も対等の権力を持って賛否を決めることが出来るようになった。 つまり、両方賛成しないと役所は人事が出来ないのだ。 対象者は、国家公安委員やNHK経営委員、さらには日銀総裁など200人近くいる。 これまで政府は、与党にだけていねいな任命予定者のファイルを提供して、野党には経歴書の紙ペラ一枚であった。 ろくに説明もせずにやって来ていた。 与野党で同じ情報を共有し、それをもとに賛否を判断するのは、民主主義のルールであり、行政サイドの義務である。 しかし日本では長年、社会主義国家のように片寄った情報提供で、国民から選ばれた議員を差別してきた。 特に各審議会の委員などは、都合のいい天下りに使われ、月に一度か二度しか出ないのに100万円を超える月給を受けるなど、ひどい例が過去にもあった。また、政府の公的な肩書きが欲しい民間人に対して、何らかの委員の任命をすることで貸しを作り、その見返りに献金を受け取ったり、天下り先を用意させたりしたこともあるだろう。 こうした人事を一掃するために、私は参議院で有権者からもらった数の力を使わせてもらおうと思っている。 ★安住淳国会通信の登録・解除・アドレス変更はこちらまで メール g00017@shugiin.go.jp FAX 03ー3508ー3503 TEL 03−3508−7293 (2007.09.28) |
| ロシアが棄権して、国連決議は全会一致にはならなかった。 ロシアの国連代表部の大使は次のように語っている。 「特定の国の国内政治を国連決議に持ち込むのは不可解だ」と。 本当である。 日本政府は国内の政治状況を有利にするために、国連で他国に頼みこんで今回の決議に持ち込んだ。 しかし、これは国連での日本の権威を傷つけることになったと私は思う。 そもそも、「国連決議にもとづく」行動と、「国連決議によって」の行動は違う。 小沢代表の主張は、「決議にもとづく」より具体的な行動を明記したものであれば、日本は現行法の中でも参加できるとしている。 しかし、具体的でない決議を拠りどころに使って日本政府の一方的な解釈による自衛隊の派遣はダメだと主張しているのだ。 今回のアフガンでの、テロ防止の為の洋上補給については後者に属する。 よって今になって感謝の決議がされても、本質的に変わらないので賛成しないとなるわけだ。 さて、福田内閣になって来週から始まる国会で、政府側はどんな対応をしてくるのだろうか。 私は今週は野党各党への根回しで忙しかった。 来週の25日火曜日には首班指名選挙があり、参議院では小沢一郎代表を指名してもらうよう要請した。 それにしても、臨時国会が始まっておよそ3週間待ちぼうけを食らうのには参る。 やはり、自民党には国を統治しているという自覚が足りない。 たぶん福田内閣になって、自分のポストがどうなるかそればかりを気にしている連中の集まりだから、年金も医療も台風の被害も、金利政策も何も眼中にない。 まるで中国清朝末期と同じで、国を憂える人はほとんどいない。 もっぱら関心はポストと自分の選挙のみだ。 すでに、政権にいることのみが目的化しているのである。 情けないことだ。 民主党はニュースにはならないが、皆が黙々と政策の勉強に打ち込んでいる。 いいことだ。 ワイドショーなどテレビへの出演も自粛していて、久しぶりに統率力のある対応をしていて実に気持ちがいい。 やはり政権交代のリアリティが党内をきゅっと締めている感じがする。 こうした気力充実の中で、来週から論戦に挑んでいきたい。 それにしても、「自立と共生」を共存と言ったりして福田さんは大丈夫だろうか。 人柄や安心感はよくわかるが、今の時代に役所と徹底的に戦って改革の実を上げられる人なのだろうか。他党のこととはいえ、つい心配してしまう。 ★安住淳国会通信の登録・解除・アドレス変更はこちらまで メール g00017@shugiin.go.jp FAX 03ー3508ー3503 TEL 03−3508−7293 (2007.09.21) |
| やはり、福田さんで決まりだろうなあと思っていたが、その通りになった。 麻生さんは思惑が透けて見えていて、皆の反発を買った。 政治の世界には空気がある。 他の世界と違って、実績とか理論とかではなく、一瞬の風というかその場をとりまく人間の気が作る空気のようなものが出来て、その空気が勝負を決めてしまう。 権力闘争の極意は、この空気をいかに味方にするかということ。 早晩だめになる安倍さんを見込んで、幹事長になり禅譲を狙った麻生氏。 これに対して、政権と距離を置いて3年間沈黙を守り続けて風向きが変わるのをじっと待っていた福田氏。 勝負は昨日の夕方一瞬で決した。 流れは圧倒的に福田氏だ。 このまま行けば確実に福田内閣誕生だろう。 それにしても、小沢民主党と福田自民党の対決は角福戦争を思い 起こさせるだろう。 35年前、自民党をまっぷたつに割ってくり返された戦後政治史に残る角福戦争。 その末裔が今度は二大政党の党首として再び対決する。 何か因縁めいている。 自民党もこれで思惑が外れただろう。 これから10日間、国会を空転させて総裁選を行って、テレビや新聞を自民党ネタで埋めつくさせて世論の流れを変えようと思ったはずだ。 しかし、告示前から福田氏で決まってしまいこの総裁選はまったくおもしろ味がなくなった。 むしろ、角福戦争となる国会での党首討論などが脚光が浴びるので、早く国会をやれということになると思う。 今週はここで記すことが出来ないくらいにいろんなことがあった。 とにかく、暗愚の宰相に振りまわされた。 あんな人を総理として担いでいたのだから、自民党も責任がある。 このところ自民党は本当に末期現象だ。 安倍擁立のときも勝ち馬に乗り、人がわっと押し寄せ、今度の福田さんも出馬の流れが固まるとわっと押し寄せた。 ニュースで派閥の幹部がもっともらしい話をしているが、ほとんどが勝ち馬に乗るいいわけを大義ぶって話しているだけだ。 今や信念のある政治家は数少なく、ほとんどネズミと同様みんなの動く方にただただ動いているだけ。 情けないというか何というか笑うしかない。 今や自民党はただただ、権力の近くにいたいだけの集団と化している。 実にみっともない限りだ。 ★安住淳国会通信の登録・解除・アドレス変更はこちらまで メール g00017@shugiin.go.jp FAX 03ー3508ー3503 TEL 03−3508−7293 (2007.09.14) |
| 10日から国会が始まるが、早くも改造内閣は閣僚の辞任でつまずいた。 「死に体内閣」となって居座ることは、日本の社会の改革の大きな阻害要因となっている。 今の霞が関や永田町の雰囲気は、「安倍が総理でいる限り、仕事にならない」というものだ。 財界でサラリーマン上がりの社長連中が、マスコミのアンケートで、民主党が勝って社会の構造改革が進まないと悲観している結果がよく出ている。 私は逆だと思う。 自民党が政権にいる限り、政官業の癒着は変わらないし、特に安倍内閣が続く限り、政治の力が弱まり官僚の既得権益にメスを入れることなど夢のまた夢だと思う。 私はこんど、民主党の国対委員長代理になった。 この仕事は、民主党会派に所属する議員の国会活動の下支えを行うことだ。 すべての議員に力を発揮してもらうように委員会の人事体制を整えるべく今週は腐心している。 各議員の得意分野を生かし、さらに解散総選挙を念頭に、各議員にプラスになるようにする。 さらには各議員の相手候補のポストを考慮しながら、それに対抗できる人事を考えている。 あまり目立たない立場だが、党にとっては大事なポストなので職責を全うしたい。 国対が辛いのは地元に帰れないことだ。 国会中は誰よりも最初に国会に来て誰よりも最後に帰る。日中は国会から出歩くことが出来ない。 地元へは月に1〜2度帰れるかどうかだ。 多少気はもめるが、今は日本の政治の激動期でもあり、小沢民主党にとっての大勝負のときなので、そこは割り切って仕事に没頭しようと思っている。 政権交代を目指して11年。 ようやく、チャンス到来だ。 つまらないミスでだめにならないようにしたい。 さらに、全ての議員に目配りをして、活躍してもらえるよう気配り第一でがんばりたい。 ★安住淳国会通信の登録・解除・アドレス変更はこちらまで メール g00017@shugiin.go.jp FAX 03ー3508ー3503 TEL 03−3508−7293 (2007.09.07) |
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