2007年08月の日記

自民党では内閣改造があり、新しい役員体制がスタートした。 今週末から来週にかけて民主党も役員人事があるのでお互い体制一新して秋の臨時国会を迎える。 私もたぶん、一年間勤めた沖縄・北方委員長は無事に退任すること になる。 関係者にはいろいろお世話になった。 ちょっと早いがお礼を言っておきたい。 

それにしても選挙違反や政治資金の問題、さらには新人議員の週刊誌ネタなど、枚挙にいとまがない。 これは大きな選挙が終わったり、大きな人事があると、必ずその後には付き物のように出てくる。 ただあまりにも連日やられると、政治不信が募るので心配だ。 とにかくテレビをつければ最近は朝青龍か、知った顔の政治家の問題が取り上げられている。 相撲の世界と政治家の世界には、多少似ているところがある。 それは「タニマチ」的な支援者がいて、お互い「ごっつあんです」で通ってきたところがあるという事だ。 この風土が特に自民党は強いから、政治資金の関連法律はザル法になってしまう。 

やはり政治家や、その事務所が意識を変えないといけない。 確かに冠婚葬祭に出席して、そこで出す金に領収書をもらえと言われても、日本社会の風土からしてそれは難しい。 それでも透明性を高めるための何らかの工夫が必要であろう。 国会でお互い議論すればいい。 ニュースを見ていると、朝青龍も国税庁から追徴課税をかけられたとやっていた。 まあ、相撲の世界も相当アバウトな感じがある。 ただ、「タニマチ」が出す祝儀にまで領収書を出さないといけないとなると、これもまたせちがらい感じがなくもない。

相撲の世界も政治の世界も自分の活動をよく理解してくれるファンがあって成り立つものである。 ただ、その中には公に名前を出したくないという人もいる。 私の支援者の中にも政治資金を寄付してくれた人がいたが、その方は翌年収支報告書に名前が出ると、それでは困るということで寄付を止めてしまった。 日本では誰に献金をしているか、どの党を応援しているのかを公にしたくない人が多い。 こんな中で、公費助成に頼らないで自己の政治活動を支えてもらえる資金を集めるのは大変なことである。 だからこそ、日本では利益誘導で金を集めるには与党しかないということで、みんな自民党にしがみついている訳だ。 少々脱線したが、お金の出と入りの改革が早急に必要だ。

  

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(2007.08.31)

今週は、委員会の視察で北海道根室地方を旅した。日中の暑さは25度前後で、夜は18度まで下がり、久しぶりにクーラー要らずの夜であった。 22日朝、北海道庁や海上保安庁の協力を得、巡視船「かりば」で根室を出航して約3時間のコースで知床半島の羅臼まで行った。 ちょうど日ロ中間線上を通過したので、歯舞群島と国後島の島影を見ることができた。 沖・北の委員長になってこの8月で1年が過ぎた。北方領土の視察は委員長としては初めてであったが、地方の新聞などは大々的に取り上げてくれた。 旧島民や漁業関係者、さらに行政関係者との意見交換会が開かれ、札幌からも山本副知事に出席してもらった。 旧島民の平均年齢も74才になった。 当時1万6千人だった旧島民も、今では8千人に減っている。 その7割がこの根室地方に住んでいる。 

もともと北方領土の居住者にはひとつの特徴がある。 それは、富山県からの入植者が多かったことだ。 今でも旧島民のかなりが富山の人々であり、また四島を囲む羅臼町や、別海町や標津町などには、富山県人会があり、活動も活発だ。 私が推測するに、薬などを売り歩きながら良質な田畑やこんぶのあるところに目をつけて、どんどんと富山から人が来たのだと思う。 江戸時代から戦前までは、富山県は全国に比しても薬売りのお陰で情報ネットワークが発達していたと思う。 

実は私の地元でも、旧米山町や涌谷町の一部には富山県からの入植者がいる。 やはり良質な田んぼを、戦前富山の地主が買って、そこに富山から人が移り住んで来た。 私もその方々と交流があるのだが、その人々の親戚も根室や羅臼にいるのだから、驚きだ。 まさに富山の薬売りはあなどれない。 ちなみに北海道の高橋はるみ知事も富山県の出身である。 祖父が富山県で有名な政治家であった。 高橋知事の選挙では、全道に網羅された富山人脈がフル回転して、当選まで導いたと聞いている。 

22日は根室海峡も穏やかで、素晴らしい視察だった。 個人的なことだが、実は私の叔父の1人が海上保安庁にいて、第一管区海上保安部で退官している。 今回第一管区の宮内本部長が視察に同行していただいたが、話のはずみに私がふと、叔父の話をしたところ、本部長は、「エッ あの安住船長は先生の叔父様ですか。」と言う。 私が、「知っているんですか。」と聞くと本部長は、「知っているも何も私は巡視船宗谷で安住船長の下で働いておりました。 安住さんは救難についてはとび抜けた方でした。」と話してくれた。 その後船内は盛り上がった。 海上保安庁に身内がいたということで、あっという間にうちとけた。 私自身にとっても楽しい時間だった。 それにつけても人間の付き合いの大切さを改めて感じた視察となった。
 

  
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(2007.08.24)

アメリカのシーファー大使が小沢代表を訪ねてきた。 「テロ対策特別措置法」の期限延長の要請だ。 しかし小沢氏は、米国独自で行った戦争への支援は出来ないと明確に述べた。 私は、日本もようやくこういう時代が来たと思った。 

これまで自民党は、一環してアメリカの言うなりに行動してきた。アメリカの言うことは、すべてに優先するのだと。 これは一種、国民に対する有無を言わせぬおどしでもあった。 たとえば米軍への多額の思いやり予算や、米兵の国内での不祥事への遠慮した対応など、いったい日本は独立国なのかと疑うほどの異常さだった。 自民党も政府も、アメリカと言えば憲法を無視してもかまわないと言わんばかりだった。 しかし、これからはそうはいかない。 情報公開をしっかりやらせる。 米軍への思いやり予算の中味はどんなものなのか。 こんどのテロ特でも、実際には自衛隊はインド洋でどれだけ、いくら位かけてどんなサポートをやっているのか公開してもらう。 公開することすら対米関係を悪くするという政治家もいる。 しかしそんなことはない。 情報公開を徹底した上で、対米支援は理にかなっているのか、今の地位協定はどこをどう見直すべきなのかを国益に沿って改めていくことが本当の外交だ。 

こんなあたりまえのことすら今までしてこなかったということだ。言われるがままに金を出し、言いなりになってきたのが日本の外交だ。 これは外交ではない。 民主党が多数を取ったことで、こうした問題がメディアに取り上げられ、国民が外交を考えるきっかけになれば素晴らしいことだと思う。 まさに戦後の思考停止外交を覚醒させるチャンスが来た。 

よくねじれ国会は混乱するというが、私はいままでの一党独裁が異常であり、今が普通に近づいただけと思っている。 混乱するというのは自民党と政府の側の理屈に乗せられている考え方だ。 対案を出し、どちらの考えがいいのかをテレビや新聞を通じて、国民が考えていくそんな国会になったことは、民主主義の発展にはいいことなのだ。 混乱することを膨張して言う財界やメディアこそ、体制に寄りかかっている旧守派だと私は思う。


           
                ※次号はお休みします


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(2007.08.10)

大勢判明した夜、私も久しぶりに興奮して寝つけず、明け方近くまでビールを飲みながらテレビに視線を向け、ボーッとしていた。 その時頭に浮かんだ感想を素直に述べれば、やはり小沢一郎はすごいなあということだった。 今回の勝利の要因は、年金などいろいろ挙げられる。 しかし、それらの自民党、政府批判が日本の農村部まで浸透して、その保守の中の保守の一票を民主党にひっくり返せたのは、代表が小沢一郎だったからに他ならない。 もしこれが、菅さんや岡田さんだったらこうはならないと思う。 

私もこの選挙戦で、20人近い1人区に応援に行った。 どこも私の選挙区と似た過疎地の中小都市と、その周辺の農村部であった。地方の人々の、置き去りにされていく危機感は相当なものだった。しかし受け皿としての民主党は、田舎に行けば行くほどに旧社会党色が強く、良質な保守層が安心して一票を投じてくれる状況になかった。 そこに登場したのが小沢一郎だ。 日本を代表する保守政治家であり、田舎出身。 これまでの民主党に足りなかった部分を補うのに十分だった。

地方に住む保守層は、小沢の民主党の話に耳を傾け始めた。 候補者も、昨年から、保守票の受け皿になれる旧社会党や、組合色のない人を人選してきたがこれも正解だった。 結果はご覧の通りである。 良質な田舎の保守層は、自民党を離反して民主党を支持した。 また、都市部ではこれまで通りに無党派層が民主党にもどり、結果的に田舎と都会から自民党と公明党を、はさみ打ちにすることが出来た。 小沢一郎という政治家の「一点集中突破主義」ともいえる、戦略戦術には改めて敬意を表している。 今回はまざまざとその力を見せつけられた。
 
これは鳩山、菅、岡田などこれまでの民主党のリーダーでは出来なかったことだ。 参議院での数は、無所属のメンバーも含めると多分、115近くになる。 実は単独過半数まであと一桁まできた。 自民との差は25議席にも及ぶ。 あとは衆議院選挙だ。 ここで勝つ。 しかし、世論とは違って私は解散は遠のいた気もしている。 自公は今330議席だ。 解散すれば減るだけで、3分の2の数を失う。 与党にとっていいことなしの総選挙を、自ら進んではやるまい。 そうなると、持久戦を取るのが相手の考えだろう。だからこそ、民主党はいかに解散に持っていくかが焦点となる。 いよいよ政治の季節が始まった。

  
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(2007.08.01)


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