| 長崎市長選挙の結果は、市民の良識を見た思いだ。 肉親の情においてはわかるが、やはり自治や政治は違う。 遺族も多少混乱して、落選後のコメントでは、これはちょっとと思うような話をしていた。 しかし、長崎市民の選択は正しかったと思う。 日本の有権者は情が深い。 国会議員の多くは、世襲議員だ。特 に、総理大臣も竹下首相以降、ほとんどが世襲だ。 何故かとよく 聞かれるが、これは簡単なことで有権者が息子を選ぶからである。現在も、自民党の約4割近くと、民主党の1割が世襲議員である。一定程度はやむを得ないが、しかし世襲議員が半数近くになるのはよくない。 これからは、世襲議員が選ばれないような、選挙制度を考えなければならないのでないか。 補欠選挙は一勝一敗。 沖縄での民主党の敗北は、候補者の選定にあったと思う。 私は、民主党が小選挙区や参議院の1人区で勝つには、パターンがあるとずっと言ってきた。 それは、民主の9 割、無党派の6割、そして自民党支持層の3割の支持を集められる候補者は勝てるということだ。 逆に、このパターンをはずしては、勝つ可能性は少なくなる。 「3・6・9」の法則は私が作った方程式だ。 残念ながら、沖縄の候補者は無党派の支持を6割集められなかったので、保守層への食い込みが足りなかった。 つまり、運動はがんばったが、勝ちパターンでない人を立ててしまったということだ。 自公の候補は、自、公で約80%と、無党派が40%で当選のゴールを切れる。 今回の自民の候補は無党派の4割を取っている。 まさにパターンにはまっている。 やはり、選挙は候補の選出が最も重要であり、いわゆるいいタマならば、運動する前から勢いに乗るのだ。 だから選挙は川下からという昔からの運動論や、団体対策だけでは、どうにも勝ちパターンにはならないのだ。 私は7月の参議院選挙に向けて、今の候補の半分以上を選定してきた責任者なので、この勝ちパターンに乗れる候補擁立に苦心してきた。 いよいよ政局は7月の決戦に向けて動き出した。 民主にとっても自民にとっても、その他の政党にとっても、そして多分有権者にとっても日本にとっても、これから10年の日本の政治と、それぞれの消長を決する戦いになる。 民主党も負ければ終わり。 これで日本は自公独裁永久政権となる。 何とかすべてを賭けて、そうならない為にも戦わなければならない。 ※来週はお休みいたします ★安住淳国会通信の登録・解除・アドレス変更はこちらまで メール g00017@shugiin.go.jp FAX 03ー3508ー3503 TEL 03−3508−7293 (2007.04.27) |
| 長崎市の伊藤市長は本当に無念だったろう。 知らないヤクザに逆恨みされて問答無用にピストルで殺されてはたまらない。 日本は銃社会ではない。 しかし、問題は銃を手に入れようと思えばいろんなルートで手に入れやすい国だということだ。 特に暴力団関係はそうだろう。 これを機に、銃が入手しにくい社会の仕組みを考えるべきだ。 また、全国の自治体もキッパリと暴力団などとの関係を断ち切らないとダメだ。 圧力をかけられ、変な団体の雑誌の定期購読などを今も続けている自治体や、公共事業に関係する暴力団の存在を、わかっていても防げない自治体など、裏社会と行政との関係は複雑だ。 これに、折にふれて政治家も関わるから話はもっとやっかいになる。 暴力団の排除には政治のリーダーシップが大事なのだが、その肝心の自民党が、しがらみを身体中に背負った政党だから難しいのだ。 しがらみを断ち切ってクリーンな世の中を作らないと、今回同様の事件は再び起き、不正と不公平がはびこる社会が続いてしまう。今こそ勇気を持って政治が動くときだ。 ところで、国会は国民投票法案や少年法の改正を、スピードアップで次から次へと成立させている。 やはり、340議席はすごい。480人中の340議席だから圧巻だ。 何せ少年法の改正は、質疑した当日にいきなり採決である。 このところは与党の党内手続きですら、ぶっ飛ばしてひた走っている。 しかし、これでは議会はいらないことになり、国会議員の存在意義がないのではなかろうか。 こうした政治状況は、もちろん衆議院での国民の選択から生まれた。 あんな掃いて捨てる程の議席を自民党に与えて、結局損をしているのは国民であると私は思う。 与党のおごりは益々続く。 「安住淳の国会日誌」(童牛社刊)定価 ¥1,900(税別) ※書店、インターネットでお求め下さい ★安住淳国会通信の登録・解除・アドレス変更はこちらまで メール g00017@shugiin.go.jp FAX 03ー3508ー3503 TEL 03−3508−7293 (2007.04.20) |
| 統一地方選挙の前半戦が終わった。 驚いたのは、低投票率にかかわらず、民主党がびっくりするような議席を得たことだ。 公認・推薦を入れると500人の大台に乗った。 200人弱だったから大躍進だ。 大変失礼な話だが、度胸を決めて民主党の公認で出たのがほとんど当選。 それに対して、様子見で無所属の、与野党どっちつかずの候補が相次いで落選した。 私の地元宮城では、逆のケースも多かった。 それまで無所属でやっていた保守系議員が、知事が自民党になったとたんに自民公認で出馬した。 ところが、このほとんどが落選した。 いろいろ理屈をつけても、権力に媚びているのがみえみえで、有権者は見抜いていた。 浅野知事のときは脱政党と言い、自民党が知事になれば今度は自民公認。 本当にいやになる。 一方で票を伸ばしたのは、清新でフレッシュな候補。 やはり全国的にも世代交代がキーワードになった。 さらに自民党だけ見ると、もう一つの特徴がある。 それは、やはり公明党の協力の強弱が、もろに得票に出たということ。 これは裏を返せば、自民党の候補の多くが、足腰が脆弱になり、地方選挙でも公明党の力なくして当選がおぼつかなくなりつつある証明だ。 こうしたことを分類学的にやるとこうなる。 一番強かった候補は、若くて清新であること。 そして、度胸良く、自民、民主の公認を得てスッキリ戦った人。 こうした候補は、どこでも大量得票でトップ当選をしている。 二番目は、自分の後援会をしっかり守り、地元の支持を得た人。 自民党の場合は、これに創価学会の強い支持、民主党の場合は、 労働組合の強い支持のある人は確実に当選している。 三番目の候補は、地元団体の支持を固めきれず、尚且つ新鮮味がない候補である。 四番目が、帰属を明らかにしなかったり、選挙のたびに変節する人だ。 つまり、この三番目と四番目に入る人が多く落選した。 有権者はよく見ている。 これで参議院夏の陣がおもしろくなってきた。 「安住淳の国会日誌」(童牛社刊)定価 ¥1,900(税別) ※書店、インターネットでお求め下さい ★安住淳国会通信の登録・解除・アドレス変更はこちらまで メール g00017@shugiin.go.jp FAX 03ー3508ー3503 TEL 03−3508−7293 (2007.04.13) |
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