| 〜無罪判決〜 村岡兼造元官房長官の1億円献金事件の判決が昨日あった。「無罪」であった。刑事事件で一審無罪は希なことだ。今日の朝刊は各紙とも一面はこの記事だ。もともと日歯連からの一億の受領事件は、金を受け取った場所にいた橋本元首相や青木幹事長が有罪に問われず、当時派閥の事務総長をしていた村岡氏だけが政治資金規正法に違反したとされ、起訴された。居合わせなかったものの、金の処理の責任者として起訴されたのである。しかし本人にしてみれば、金を受け取った場所にいたわけでもないし、何故罪に問われるのかわからなかったろう。どうもこの事件は、落選していた村岡氏にすべてを背負わせ「なすりつけ」をした疑いが強い。政治と金の問題は派閥政治の象徴的なものである。竹下派は派閥の中の派閥である。自民党政治の何たるかを、もう一度国民に知ってもらうためにも橋本氏を国会に呼び、真相を教えてもらおう。それにしても検察当局も汚点を残した。料亭で金を受け取った政治家を不問にして、関係のない村岡氏だけを起訴するとはどういうことか。政治的に落選中なら影響がないという「政治的思惑」を働かせてこの事件の決着をはかろうとしたなら、検察庁の自殺行為である。後味の悪さだけが残ってしまう一審判決だった。 ところで今日NHKのニュースを見ていたら、イギリスで使い捨ての携帯電話の話題をやっていた。この使い捨て携帯がなかなか面白い。実はそのまま地中に埋めてしまうと、数週間で土に帰り、そのあとは何とひまわりの花を咲かせるという。携帯電話の中にひまわりの種が入っていて、実際に花が咲くのをTVでやっていた。これはいい。これを広げていけば、環境問題に大きく貢献する。それにしても、その知恵と工夫はたいしたものだ。日本でも広がるといい。ただし、値段がいくらかはニュースを見ていてもわからなかった。残念。 今日で年度末である。民主党も永田問題で最終報告書が出る。かなりがんばって事実関係を調べていた。これを一つの区切りにして、四月以降は先に進みたいものだ。 ★安住淳国会通信の登録・解除・アドレス変更はこちらまで メール g00017@shugiin.go.jp FAX 03ー3508ー3503 TEL 03−3508−7293 (2006.03.31) |
| 〜格差社会〜 今週は火曜日が休日だったこともあり、久しぶりに長い期間地元石巻にいることが出来た。金曜日から水曜日の朝まで五日間子供たちと過ごした。ちょうど学校の卒業シーズンと入試の合否のシーズンであるので、悲喜こもごもだった。さらに彼岸なので墓参りや焼香も多かった。私の地元は春になると強い風が吹く。連日の強風注意報だが、太平洋から吹き付ける強い風が春の到来だ。東京でも桜が咲き、甲子園の野球も始まった。WBCもドラマがあり面白かった。逆につまらないのは国会だ。いや、つまらなくした責任は民主党にあるのだが、とにかく一日も早くケリをつける為にも永田君の英断を期待している。 ところで、週刊誌を読んでいると、このことろはどの大学にどの高校から何人合格したかを大々的に報じている。私もついつい関係する学校が気になって見てしまう。今年は例年に比べて東大への合格者数で地方の県立高校が頑張ったらしい。しかし全体的には、東京の私立の一貫校にはかなわない。私もこの五日間地元に帰ってつくづく思ったのは、この教育、そして医療、さらには雇用の三つの点で地域の格差が三層構造で広がっていることだ。ここで言う三層とは、東京と、仙台のような地方の中核都市、さらに私の地元のような本当の田舎の三つの地域だ。週刊誌を見て気付いたが、東大はじめいい大学に入る高校の名前に田舎の高校はほとんどない。昔は旧制中学として、地域の英俊を集めた学校も今は人材を都市部の私立に取られて成績はいまひとつだ。地方でも中核都市にある進学校がかろうじて頑張っている程度である。つまり田舎での教育の環境は厳しさを増している。教育同様、医療も格差が広がっている。私の地元でも公立病院の医師不足が深刻だ。田舎では小児科や麻酔科の医師が特に少ない。ガン治療で問題となっている緩和ケアなどを施す病院もない。都市に集中する医師を、何かしらの対応をして田舎にまわす必要がある。テレビで見たが、三重の地方都市では産婦人科の医師を年間5千万円で契約して連れてきて、その金が高いといって問題となっていた。そうだろう。市長の5倍高い金で医師を招くのだから問題になる。しかしそうでもしないと田舎に医師が来ないのだ。そして、最後が雇用だ。工業高校などではようやく雇用が改善した。しかし、ほとんどが地域外での求人である。このままでは日本の田舎がダメになる。小泉政治の流れを変えなければと痛感した五日間だった。 ★安住淳国会通信の登録・解除・アドレス変更はこちらまで メール g00017@shugiin.go.jp FAX 03ー3508ー3503 TEL 03−3508−7293 (2006.03.24) |
| 〜岡田前代表再評価〜 民主党大逆風の中、4月補選の立候補者が決まった。地元の26才の女性県議。この状況での立候補は立派なもの。厳しい戦いにはなるが、私も全力を挙げてがんばりたい。ところで最近、岡田前代表が党内でキラリと光っている。昨年の大惨敗後もこの人らしく予算委員会の一委員として質問に立つなど、"まじめ"にやっている。そして東海ブロックの常任幹事として幹事会での発言も重みがあり、時として会議をリードしている。メールの問題で鳩山幹事長が一時辞任を漏らしたとき、その姿勢に対して役員の前で、「責任ある態度ではない。」と一喝。鳩山氏は辞任を取り下げざるを得なくなった。また、党の常任幹事会の決定事項の承認を求める両院議員総会で、自ら常任幹事でありながら立場をわきまえず執行部に批判的な発言を繰り返す議員に対して、「常識のない発言は止めよ。自分が幹事として参加して決めたことについて、総会で批判するのはおかしい。」とやった。場内はシーンと静まり返ったが重みがあった。生真面目さとルール徹底主義に息のつまる思いをする時もあるが、決して無責任なことをしないし、何より党に対して愛情がある。岡田氏は自民党にいれば間違いなく、安倍氏に比するエリートでありプリンスであったろう。しかし、二大政党を作るために自民党を飛び出した。その後は、政権の取れる民主党を作り育てるために政策、党務のど真ん中でがんばってきた。昨年の総選挙は大きな挫折であったろう。政権も視野に入れていただけに、大敗北はこたえたと思う。しかし、ひるまずにコツコツとやっているのがいい。「ホリエモン」を見抜いた選挙時の眼力は評価されてしかるべきだ。メール問題で党の危機にあっても、感情を抑えてなかなか重みのある発言を続けており、党内では岡田氏への再評価が日々高まっている。相変わらず固すぎるのは気になるが、党にとっても貴重な人的資源なので、これから秋に向けて存在感を出してもらいたいものだ。あえて、"岡田氏に期待する"と書いておく。 ところで、永田問題はいやな幕の引き方だ。自民党は補選まで引っ張って民主党にダメージを与えるつもりだろう。何らかの新たなケジメがないと、特に千葉7区の補選は辛い。何を訴えてもこの問題に戻る。渡部国対委員長の思いやりのある言葉は果たして永田君に届くのだろうか。 ★安住淳国会通信の登録・解除・アドレス変更はこちらまで メール g00017@shugiin.go.jp FAX 03ー3508ー3503 TEL 03−3508−7293 (2006.03.17) |
| 〜サンドバッグと老人力〜 私は先週から今週にかけて、民主党の地方組織の責任者と都道府県づつに時間をかけて面接をしている。このメール事件も渡部恒三先生のお陰で何とか落ち着いてきたが、一方で選挙を取り仕切る地方の責任者の怒りはおさまらない。私もそのトップにいるが、直近の千葉7区を始め、相当の試練が待ちかまえている。ストレスがたまっている地方の幹部の怒りの矛先はまさに"私"である。「うん うん」と聞くことは大変なことであるが、しかし人間社会ではサンドバッグも重要な仕事だとつくづく思う。ところで、民主党にはこの2週間、抗議の電話が鳴りやまなかった。電話の受付の若い女性達、さらに苦情を聞くベテランの職員も、本当にご苦労様だっ た。今週に入ってようやく落ち着いてきたようだが、一日中サンドバッグになり「ハイ ハイ」とやっていると、ストレスが溜まり、夜寝るのも苦となると聞いた。組織というのは、大なり小なり多くの人々の努力で成り立っている。前原氏もそのことを肝に命じなければならない。苦境の民主党を支えているのは、国会議員や地方議員だけではない。渡部恒三新国対委員長の出現は局面を大きく変える効果があった。これにプラスして、"老人力"の価値も高まったのではないか。私のところにも、民主党の定年制は止めたほうがいいのではないかという意見も寄せられている。弁明する訳ではないが、正確に言うと民主党の小選挙区の候補者には定年制はない。 渡部先生も羽田先生も小選挙区で勝ち続ければ、何才までやっていただいてもいいのだ。私が今回導入したのは、定年制ではなく立候補の年齢の制限である。落選組では選挙時最大で69才、新人64才までである。もちろん例外もある。さらに参議院は70才である。参議院は任期が6年だから最大限76才までやれる。年齢制限に異論があるのは当然だ。しかし一方で、世間の常識的な線というのもあるのではなかろうか。"老人力"は党の厚みを増すために絶対に必要だ。しかし一方で、地方の選挙区支部の中には、選挙に勝てない高齢の候補を新人にチェンジしたいのに、基準がないばかりに交替できないという苦情も寄せられていた。ここいらのバランスが大切だ。年齢制限は慎重に運用しているが、一方で大胆な代替わりも必要なのだ。民主党は戦略戦術で自民党に完全に遅れを取っている。この分野に長けた人を、もっと党の中枢に入れて体制を建て直し、選挙での巻き返しを目指したいものだ。 ★安住淳国会通信の登録・解除・アドレス変更はこちらまで メール g00017@shugiin.go.jp FAX 03ー3508ー3503 TEL 03−3508−7293 (2006.03.10) |
| 〜永ちゃんの爪の垢〜 いや、疲れた。これは精神的にもこたえる。前原代表も大変だ。 しかし、それでも気丈にやってるので頭が下がる。この問題はひとえに永田の大チョンボだ。その後の前原代表の過剰反応も悪かったが、それにしても賄賂を受け取ったなどという悪事ではない。だからしっかり反省すればいい。武部幹事長にも謝罪することだ。ただ、このことで民主党の他のことなども、「水に落ちた犬はたたけ」とばかりにマスコミはやる。代表の人格までも批判する。しかし、これに耐えねばならない。私はこのことはいい経験だと思う。"芸のこやし" だと思ってがんばれと激励した。これが一部TVで紹介され、不謹慎だとやられたが関係ない。40代でこれだけの経験をしている議員は与野党でいない。多分、この騒動の中にいる前原代表を含めて、私らも得がたい教訓を得た。野田氏の辞任など代償も大きかったが、それだけに大切な戒めにもなった。"バブルは崩壊する" 突然の話で何だが、やはり永田君を含めて、都市部で民主の風に乗って当選した議員達は、どこかバブっていた。うまく言えないが、地に足がついていなかったというか、何かいい加減なものを持っていた気がする。これは自民にも言えることだ。テレビで取り上げるものにはスッと飛びつく。地元を歩くよりもテレビでの取り上げられ方を気にする。こんな風潮がバブリーな議員を育ててきた。しかし、世の中は甘くはない。私はこう見えても、選挙区ではかなりこまめに活動している。そうでなければ勝てないし、生き残れないことがわかっているからだ。田舎では都会のような風の選挙は出来ない。しかし永田君はどこか、選挙をナメていた。よく、「私は地元の有権者と酒を飲みません」とか、「地元をまわりません」ということを自慢げに話していた。今どきの選挙はそうかなあと感じることもあったが、やはり落とし穴があった。大逆風の中、でひとたまりもなかった先の選挙を経てもまだ、反省がなかった気がする。今回もメールの真偽を見極めることよりも、どうマスコミで取り上げられるかに重点を置いたことが失敗の本質だったのではないか。政治の世界は一寸先は闇だ。本当に恐ろしい。しかし一方で、一寸先は天国ということも言えるかもしれない。「日はまた昇る」、ヘミングウェイではないが、希望を捨てないことだ。ロックシンガーの矢沢永吉さんのテレビを日曜日にNHKで見た。永ちゃんは言っていた。「人間は倒れたままで1週間、1ヵ月、1年といられる訳がない。いつか立ち上がってやるしかないのよ。」 私はなるほどと思った。矢沢永吉のコンサートで、彼は激しいロックのビートに乗って自信たっぷりのファイティングポーズで 「いくぜー」と大声でファンに叫ぶ。ファンは熱狂する。これだよこれ。民主党もいつまでも倒れていられない。「いくぜー」 永ちゃんの爪の垢でも煎じて飲むか。 ★安住淳国会通信の登録・解除・アドレス変更はこちらまで メール g00017@shugiin.go.jp FAX 03ー3508ー3503 TEL 03−3508−7293 (2006.03.03) |
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