2005年11月の日記

今週は自民党結党50周年の党大会と、民主党の1次公認内定者の決定、さらにプライベートで6才の長男に自転車乗りの特訓と多忙だった。それに24日には、東京の後援会で選挙後初のパーティをやってもらった。私の東京後援会の会長は、阿部三郎弁護士。元日弁連会長で、中央大学の現理事長である。私の故郷の大先輩であり、私の父とは兄弟のような関係だったので、私がNHKの記者時代からお世話になっている。社会正義派の弁護士としても有名で、あのオウム真理教の管財人として、被害者の救済の指揮をとった。また、今回は来賓に鳩山幹事長にもおいで頂いた。実はオウム事件の時、被害者に少しでも多くの救済の金を捻出するために、私と阿部弁護士と鳩山幹事長は連携プレーをした。当時オウムの被害者への補償金は確定しておらず、さらに国への弁済分を除くと被害者一人一人に渡る補償金は多くを見込めなかった。そこで阿部弁護士が私のところに相談に来た。この問題を何とか国会で取り上げて、国の本来受け取る額を放棄してもらい、結果として被害者の受け取る額を少しでも増やせないかということだった。私はさっそく、3日後に予算委員会でテレビ中継の入ったところで質問をする予定だった鳩山当時の代表に連絡をした。すると、鳩山先生はこの問題を予算委員会の最後にやるから質問を作れとの指示だった。こうしてこの問題は取り上げられ、その後メディアを通じてオウム事件の被害者の補償金が少なく困っている現実が、次々に社会問題として取り上げられた。結果として国は阿部弁護士の意向を受け入れ、国の分は被害者への救済に当てられた。24日のパーティではこの話が阿部弁護士から紹介された。鳩山幹事長も、多くの質問を予定していたにもかかわらず、快く我々の意を汲んでもらい、結果として連携プレーは大成功だった。今回は再びこの2人に激励を受けて、私も改めて世の中の役に立つために頑張ろうと思った。

ところで、故郷の宮城県では浅野知事が退任して新しい知事が就任した。就任直後に警察の報償費の執行停止を解除したり、高校の共学化に反対を表明したりして、私はどうも違和感を感じている。世の中が改革、解放、情報公開路線を走り出しているのに、前時代的発想を持っていてはこの先が大変だ。杞憂であればいいのだが。



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(2005.11.25)

ブッシュ米大統領が23時間の滞在を終え、ソウルに旅立った。
首脳会談を東京ではなくて、紅葉の美しい京都でやったのは良かった。ただ、何を合意したのかよくわからない会談だった。いわゆる米軍の再編の問題もBSEの問題も、日米関係の根本に関わるテーマだけに、もっと突っ込んだ話になるのかと思ったが、伝わってくるのは金閣寺での記念撮影と京都市内の大渋滞のニュースばかりである。どうも米国側もソウルに行くのがメインで、日本は飛ばしたら悪いからトランジットで立ち寄ったという程度のことかもしれない。そうだとすれば、あまりいい首脳会談ではなかったという判断も出来る。小泉首相には外交のリーダーシップをしっかり取ってもらいたい。まごまごしていると、米中韓で極東の問題は話し合われ、日本は無視されることになりかねないと思う。

ところで、経済の回復のスピードは早くなっているようだ。日経平
均もじわりじわりと上がり、石油などの不安定要因を横目に確実に1万円台後半に向けて進んでいる。都内のマンション需要も順調で@億円台のマンションがあっという間に売れるというから、さすが東京だ。一説には消費税のアップを見越してのマンションブームといわれている。やはり大増税シフトが段々に政治の中心テーマになりつつあるのかもしれない。民主党もどんどん仕掛けていかないと、政策的にも政治的にも発言力が低下してしまう恐れがある。そう言えば菅元代表と朝食を取っていたら、菅さんから面白いことを教えてもらった。「秀才とガキ大将の違いがわかるか。」と聞かれて、「わかりません。」と答えたら、「秀才というのは、他との比較の中で先生に評価されて生まれるもの。逆にガキ大将は、そういうお定まりの評価とは何の関係もなく、自分の力でリーダーになる奴のこと。」民主党は秀才ばかりでガキ大将がいない。と言っていた。なるほどと思った。ちなみに、「おまえはガキ大将タイプだなあ。」と言われて、「ハイ たぶんそうです。私は先生から秀才と言われたことはないですから。」と答えておいた。菅元代表の話には、民主党の今の弱さが表現されているかもしれない。ガキ大将をもっともっと集めないと自民党に対抗出来ない。
  



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(2005.11.18)

国会が終わったが、私は地元へもあまり帰れずに東京で仕事漬けである。今は地元からの陳情客も多い。多いといっても10年前、いや20年前に比べれば激減はしている。それだけ政治が変わったということでもある。以前は各議員の部屋は、地方からの陳乗客でこのシーズンごった返していた。しかし段々と予算のあり様も変わり、地方も借金が重くてあまり新しい事業に積極的でないので、陳情合戦は稀だ。それでも道路関係者など、公共事業関係は毎年陳情がある。しかしこれもよく見ると、地方ではなくて国土交通省あたりが地方に陳情をさせているといったところが正確である。事業予算獲得総決起大会などと称して地方の人達が東京のホテルでやる会合はすべて中央の肝いりなのである。道路特定財源を一般に使えるように財源化するとの小泉首相の方針は支持したい。首相もようやくこのことに本腰を入れたようだ。族議員の根本にあるのはこういう特定財源であり、それを牛耳る中央省庁である。族議員はこうした人々に操られている人形でしかない。いかにも大物然としているが、いわゆる用心棒みたいなものであり本質的問題ではない。だか
ら役所が困ると、この族議員と関連業界団体にスイッチを押して、金と票で後ろからコントロールして改革を遅らせる。道路特定財源問題はその中核的なテーマである。来年度は予算でどれだけメスを入れるか私はジッと見ている。この点は首相に期待している。グサリとやって聖域にメスを入れてもらいたいものだ。
  
さて、私は党の選対委員長として衆議院選挙の候補者選定基準を作った。今週の常任幹事会で承認されたので、正式にこの基準に基づいてこれから選挙区の立候補予定者の選考を行う。この選定基準は、これまで4回行われた衆議院総選挙を全体として分析した上で、その4回の選挙のそれぞれに立候補した人達と、その300選挙区の状況を分析した結果、導き出したひとつのルールである。だから、今回の大逆風の選挙だけで候補者を判定するのではなく、いわばアベレージで強弱を判断することにした。結論的に言えば、民主党には小選挙区で勝てる強いたくましい候補者が少ない。本音を言えば、これまで候補者の誰にも甘えがあった。その甘えとは「小選挙区で勝てなくても比例で上がれればいい」というものだ。しかしこの考えを改めない限り、民主党が衆議院で過半数を取ることはあり得ない。私は、厳しいようだが小選挙区で勝てる選挙区を150選挙区作りたいと思う。これを実現すれば、230から240議席に手が届く。つまり小選挙区で勝ってこそ、道が開けるのだと思う。
いろいろな候補者の顔を思い浮かべると、心苦しいところもある。しかし、主党が強い党になる為には大胆な見直しはやむを得ない。これから1年かけてチームの血を入れ替えて、新生民主党を作り上げたい。我々がいかに本気で選挙に臨むか、そのことを選定作業の中でお見せしたいと思う。


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(2005.11.11)

小泉首相の行った内閣改造は、やはり安倍、麻生、谷垣、竹中各氏を軸にしたものだった。私は、特別会計に本当にメスを入れ、地元への統治権力の移行を断行して、さらに天下りに象徴される公務員の今の待遇を変えることが出来るのなら、この内閣を歓迎する。しかし、本当にそんなことを自民党がやれるとは、にわかには信用出来ない。首相は何となくやってくれるのでは、との期待を持たせているが果たしてどうだろうか。道路特定財源ひとつとっても大変なことだ。それにつらなっている業界団体まで行けば、抵抗は全国々浦々に及ぶ。義務教育国庫負担金の地方への委譲も、文部省の抵抗は現場のPTAや退職教員、さらに組合まで巻き込んでいる。しかしこれをやるのが、リーダーシップというものだ。確かに郵政もやれたのだから、これもやろうと思えば出来ないことはない。しかし、問題は首相の執念だろう。郵政だって見方を変えればこれだけの動乱”があった。郵政程度でこれだけなのだから、政府系金融機関の統合や医療制度改革、道路財源は、さらに抵抗が激しくなるだろう。私はピントをひとつに絞ってやった方が本当らしくなると思っている。今のように総花的にやると言っていると、どれも実を結ばない気がする。うがった見方をすれば、本音はむしろそこにあるかもしれない。つまり改革を“装う”ということだ。国民も本当のところは知らないし、テレビも伝えない。だから内閣改造もブルーのドレスを着た小太りの女性にピントが合う。つまり、本質からそれているということだ。そして表紙だけの改革をかっこよく装う。これが日本にとっては最悪なことだ。だから私は、首相がつぎの大改革はこれ、という一つに絞るかどうかを注目していたが、その手法は取らないようだ。私は内閣が変わっても、大きな課題をひとつひとつ確実に解決していくことがスピードを持って日本を変える唯一の方法だと信じている。総花的にやればひとつも実現しない危険性がある。抵抗する方も、来年9月迄の辛抱と思っているだろう。だからこそ、首相には執念が必要なのだ。

ところで、民主党もようやく総選挙の総括を終えて、次に行くよう
な状態になった。深い反省と再生への決意を持っての再出発だ。来週には、新しい衆議院の候補者を選ぶ基準を役員会に示して了解を得れば、それに照らして落選者には次期に向けて頑張ってもらうことになる。これから来年の春にかけて、党再生の為に私は日本列島を旅することになりそうだ。

  
 

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(2005.11.04)


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