2005年10月の日記

〜選挙選挙で明け暮れる〜
この23日に宮城県知事選と参議院の神奈川補欠選挙が終わり、ようやく今年の選挙が終わった。それにしても、私自身や地元の選挙は良かったが、総じて大きな選挙は敗北が続いて試練の1年であった。宮城県では4月に2区の補欠選挙と合併した石巻市などの市長選挙、市議会議員選挙、さらに7月には仙台市長選挙、その間1区の元議員が連座で議員辞職。さらに8月の突然の衆議院解散と浅野知事の辞職表明と続いた。両方とも結果は自民党の勝利。それにしても選挙選挙の1年だった。もうしばらくは選挙をしたくないと思っていたが、前原体制となって私は皮肉にも選対委員長になり、その後も連日選挙漬けである。今は衆議院選挙の総括と後始末で多忙である。 特に、次の選挙に向けた候補者の選考に関係するルール作りは連日深夜にまで及ぶ。何としても人を生かしたい。しかし、その人間で勝てるのか。連日その試行錯誤が続いている。人を生かし、さらに民主党を生かすにはどうするのか。悩みは尽きない。鳩山幹事長も前原代表も私も、顔を合わせるたびにこの話だ。しかし考えてみれば、戦力を強化してさらに強いチームを作るのには、しっかりとしたコンセプトが必要だ。チーム編成の理念とルール作りを早急にやって、民主党を強いチームに生まれ変わらせる必要がある。出来れば勝っているときの選対委員長をやりたかったとつくづく思う。余談だが、わが家ではこの連続した選挙のお陰で、6月以降、家族の旅行の計画など遠出の予定が5回キャンセルになった。子供も不満がたまっているので、そろそろ近場の温泉にでも連れて行かないと大変なことになりそうだ。

ところで、昨日沖縄の米軍基地見直しの案が固まったことは、基地の軽減に多少なりとも貢献することを考えると前進であり、一定の評価をした。日本の政府なのだから、米軍ではなくて沖縄の為に汗をかいて欲しいとずっと言ってきたが、今回はそこそこではないかと思う。しかし裏を考えると、アメリカも牛肉の再開の大問題があるので、妥協してきたように思える。先日党本部にアメリカのバーンズ国務次官が来たときも、前原代表がきつく牛肉の検査のいい加減さを指摘した。次官は大丈夫だの一点張りだったが、具体性がない分心配だ。それにしても、日米関係は本当に難しい。でも選挙の仕事が終わったら、久しぶりに外交の仕事に打ち込みたいと思っている今日この頃だ。
  
  


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(2005.10.28)

今週は党首討論で前原代表がデビューを飾った。靖国神社の問題から日米同盟、さらには東アジア全体の外交戦略と、なかなかテンポよく攻撃していた。同じ水曜日に議員年金の廃止を、与党が一転して合意してきた。首相のトップダウンの決断らしい。実は私はこの問題の民主党の責任者を一年前までやっていたので、一言申し上げたい。批判があることを承知で言えば、私は一定期間在職した議員の老後には、他の職業と同様に何らかのサポートが必要だと思っている。国会議員は退職金もなく年金もなくなる。政治家を嫌いな国民は喜ぶが、これでは議員は落選したその時から老後に至るまで、生活苦に落ちてしまう。もっと言えば、金持ち以外政治家を目指すことが出来なくなる。まあ、今のように国の負担が70パーセントの制度は廃止すべきだと思う。しかし、国民が合意出来る程度の老後への財政支援はあってもいいと思うが、どうだろうか。

医療制度の大改革の時が来たようだ。このままでは、20年後には
医療費が60兆円に近づく。これを何とかしないと、財政がパンクするというわけだ。私は患者の負担を多少見直すことに賛成だ。同時に、医師サイドの改革も必要だと思う。特に地方では、高額納税者は今やお医者さんだけ。国民は何故お医者さんはこんなに儲けることが出来るのかと思っているはずだ。さらに待ち時間の長さを解消すること。病院にかかるのに一日がかりなのは異常なことだ。最後に、激増する高齢者の方の医療費をどう抑制するかだろう。これは病院の待合の解消問題にも直結する。レベルの高い医療費を万人に提供し、尚かつ効率的で負担の少ない医療制度を作る。さらに医療費を40兆円代前半に抑えるというのは大変なことだ。しかしやるしかない。役所の出してきたたたき台をベースに、これから半年かけて徹底論議をしていきたい。

ところで、木曜日に中国の国家統計局が、国内総生産が実質で9.4パーセント増えたと発表した。貿易黒字が過去最高となるなど堅調だ。中国ではこれまでのインフラ整備を中心とした建設投資型の伸びが、対米などを中心とした輸出商品型に経済のけん引役がシフトしているようだ。しかし、日本も経済の面では中国への依存がますます強くなっている。日本経済は中国経済なくして語れない。



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(2005.10.21)

 郵政法案が200票の大差で衆議院を可決して、参議院に送られた。それにしても、野田聖子議員など前回造反した議員で、今回賛成に転じた方々にはがっかりした。もう少し筋を通さないと、選んでくれた有権者に対して失礼ではないだろうか。゛信念はいずこに゛という感じだ。大げさに言わせてもらえば、多分あの政治家達の政治生命が終わった瞬間だったのかもしれない。まだ亀井氏や平沼氏の方が信念がある。何ともいやなものを近くで見た感じだ。

 私の方は党の選挙の仕事で大忙しだ。今後は国会での仕事を出来るだけ減らして選対委員長の仕事に集中しないといけない。今は神奈川の補選と宮城の知事選挙でフル回転だ。小泉マジックの多少残っている雰囲気での選挙だけに、厳しい戦いだが何とか前原氏の初陣も飾りたいと思っている。それにしても自分の選挙の御礼も終わっていないうちに、他の選挙のお願いをするのは本当に心苦しいところもある。私の地元では今年は市長選挙、市議選挙、さらに衆議院選挙、そして今回の知事選挙、おまけに宮城県議補選が五つの選挙区で始まる。そういえば、衆議院の補欠選挙も春にあった。とにかく選挙選挙で、次は何か忘れるくらいの選挙ラッシュの一年だった。その締めくくりが知事選挙である。まったく休む間もなくやっているから有権者も大変な一年だったと思う。しばらくは選挙はいらないと思っているのではないだろうか。しかし、そうはいかない。来年以降も各選挙が続いて、2年後には参議院通常選挙である。戦国の世が続いているのと同じである。こうした選挙を一つ一つクリアした上に、次の選挙がある。民主党としては一日も早く選挙に持ち込むためにあらゆることをしないといけない。

 ところで、村上ファンドが阪神タイガースの株式上場を言っているようだが私は反対だ。大リーグでも上場している球団は今はない。成功例もない。私見だが、いろいろ言っても結局は村上氏は゛金儲け゛ではなかろうか。ちょっと心配だ。金さえあれば何でも出来るという感じがいただけない。私もこの40年間、弱い時代からずっと応援してきた。日本シリーズを前にファンが不愉快になるようなことをやっているだけでも村上氏は反省すべきだ。世の中には金では何とも出来ないものがあることを、この際はっきりさせないといけないのではなかろうか。




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(2005.10.14)

郵政法案の質疑が始まった。考えてみれば、この法案への対応の失敗で80人もの現職議員を落選させてしまったのだから、何とも辛い。私も法案への対応に責任を持つ役員だったから、戦犯の一人である。確かに対案を出さなかったことが総選挙では批判され、そのあとの郵政改革への後手後手の対応が逆に小泉首相を輝かせてしまい、民主党は大惨敗した。今だから言えることだが、2ヶ月前にさかのぼって我々の対応について説明したい。当初から、民主党では郵政法案にどんな対応をするか意見が割れていた。一方は対案を出して違いを鮮明にするべきという意見と、小泉案を潰すことが結果的に首相を退陣に追い込むのだから、自民党の動向を見極めながら、対案ではなくいわゆる法案への不備を徹底的に指摘する戦術でいくべきだという意見で割れていた。我々が後者に傾いていくのは、自民党内の反対派が思った以上に多くて、採決が微妙な情勢であると判断したからだった。つまり、民主党が対案を出したり、竹中氏への不信任案を出すという戦術を取ると、この反対派が逆に与党の法案や、竹中氏への信任をせざるを得なくなると判断したからだ。簡単に言えば政策判断よりも、政局判断を民主党としては優先したということだ。だから、最近よく言われている労組云々は、実は直線的には関係ない。私自身対案をだすよりも、出さないで政府案の不備を追求した方が政局になりやすいと安易に判断した。人生には上り坂下り坂とともに、゛まさか゛の坂があると言われているが、まさにこのあとの展開は゛まさか゛の坂だった。法案は読みどおり否決に向かって一気に進んだ。ここまでは我々の対応は正しかった。しかしそれを逆手に取っての゛解散総選挙゛。我々の対応は一気に逆風に変わる。私は郵政問題の専門家だ。とにかく、4年間も筆頭理事としてこの問題ばかりやってきたのだ。私から見ても、小泉郵政法案は最低の法案だ。名前は民営化だが、これから10年も政府がそのプロセスに関与して巨大官営企業が金融マーケットを歪める可能性が高いと思う。まあしかし、この三流法案で総選挙で300議席を取るのだから小泉首相はすごいし、まさに政治とは恐ろしい。 ゛政治は一寸先は闇゛というのは本当だった。反省しきりの今日この頃である。


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(2005.10.07)


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