川村「新しい年の家庭菜園の計画を作りたいんですが、何かアドバイスお願いできませんか?」
阿部「そうですね、選んだ野菜を畑のどの場所に配置し、後作をどう組み合わせるか考えて畑のデザインをしている時は、とっても楽しいですから時間をたっぷりとって決めてください。計画づくりは実はとても重要なんです。なぜかというと同じ科(アブラナ科、ウリ科・ナス科等)を続けて栽培すると連作障害がでやすくなったり、病気がつきやすくなったりします。肥料の関係で一緒に栽培しない方がいい組み合わせがあったり、背丈がある野菜で植え場所によっては周りを日陰にしたりします。収穫期間が短いものと長く収穫できるものなど…考えなければならないことがいろいろあります」
川村「そうなんですか?今まで考えずに植えてましたが、間違いも多かったかもしれませんね」
阿部「今日はせっかくですから、川村さんの年間計画を作ってみましょうか?」
川村「本当ですか?うれしいですね」
阿部「まずは、育てたい作物をグループ分けしてください。果菜(実を収穫)、葉菜(葉を収穫)、根菜(根を収穫)、イモ類に分類します。特に果菜類は背丈が伸びる野菜が多いので西側に植えてください。葉菜類のように背丈の低いものは東側です。根菜類はできるだけ水はけの良い場所を選んでください。そうそう、自分の畑の設計図を作るといいですね。」
川村「設計図ですか?」
阿部「そうなんです、ナスや胡瓜、インゲンのように長く収穫できるものでは次に植えたい野菜と時期が重なる場合もありますし、年に何回か収穫できる野菜もあります。日当たり、肥料の違い、例えば果菜類は自分の体を作りながら、子供(実)を育てるので栄養をたくさん必要としますが、枝豆のように与えすぎると体だけ作って実がつかない場合があります。それから収穫したい時期などを頭に入れて割り振るとわかりやすでしょう。それと大事なのは、連作にならず輪作できるよう、2年くらいの期間で考えて、その1年目としてスケジュールに落とし込んでいくと、失敗が少なく、長く家庭菜園が楽しめるとおもいます」
川村「なるほど、なるほど。勉強になりました。ありがとうございました」 |