今回は秋植え野菜に挑戦しようと決意しましたが、前回の失敗から植える前にアドバイスをいただこうと考え、グリーンサム店長の阿部さんにいろいろ聞いてみました。
川村(以下:川)「今回は、秋植え野菜の『つぼみ菜』に挑戦してみようと思ってるんですが…」

阿部(以下:阿)「なるほど…、ここにつぼみ菜の代表的な三陸つぼみ菜とオータムポエムを用意しました」

「ダイコンの葉っぱみたいですね」

「ダイコンとは親戚ですからね。オータムポエムは、別名アスパラ菜と言って、味がアスパラに似ている所からこう呼ばれています。三陸つぼみ菜は、昔からあるあぶら菜を交配したもので宮城県では多く栽培されています。料理が得意な川村さんにはどちらもベストな野菜ではないでしょうか?」

「つぼみ菜と言うからには、やはり、つぼみの時に食べるんですよね」

「つぼみが一番ですが、少し花が咲き始めても彩りがあっていいんじゃないですか」

「なるほど。そうかもしれませんね。ところで出来るだけ無農薬で育てたいんですけど、いい方法ありませんか?」

「最近、そうおっしゃるお客さんが増えています。農薬でなく虫除けをしてくれるハーブペレットがいいと思います。虫が嫌う匂いを出すハーブで、アオムシ類を防いでくれますから」

「そうですか、じゃあ今度はそれにしてみます。ところで春に植えたズッキーニとニンニクが失敗したんです」

「それは残念でしたね。ズッキーニはペポ種の一種でおもちゃ南瓜と同じです。単為結果性が高いので受粉しなくても、よく実がつきますし、つるなしなので場所もとらず家庭菜園には最適ですね。浅根性なので乾燥に弱いのですが、逆に過湿になると果実に腐れが出たりもしますので、注意が必要です。敷きわらなどで対応するのも良いと思います。ニンニクは気温が25度を超えると眠ってしまうんです(休眠)。だから植える時期も大切で、涼しくなった9月下旬から10月上旬ころに植えると良いですよ」

「眠るんですか!?」

「ええ、さらに好きな畑と嫌いな畑があって、phが低いと育ちません。その時は石灰を入れて土づくりを先にしないとだめですね。また、春先に出てきたトウをを摘むと1割くらいはニンニクが大きくなりますし、茎ニンニクにして食べられますから、忘れずにトウ摘みをしてくださいね」
「トウ摘みですか…もしかして、葉っぱの方を摘んでいたかもしれません(笑)。phも低い土かも?」

「肥料は窒素、リン酸、カリの3要素が入ったものを元肥として入れてくださいね。うちの商品なら玉ねぎ、ニンニク用肥料がベストです」

「前も畑だったので、いい土だと思って特別肥料はやりませんでした」

「そうですか…。玉ねぎと同じユリ科なので、最初にリン酸をしっかり吸収させることが重要なポイントですね。だから元肥といって植える前の肥料がとても大事です」

「植える前に肥料!?」

「そうです。それからニンニクは葉菜の仲間なんですよ」

「葉菜!? 根菜ではないんですか?」

「そうです。ニンニクのリン片は全部葉っぱの元になっているんですよ。それから根っこは酸素が大好きで、水はけが悪くてもダメなんです」

「ニンニクはいろいろな料理に使えるのでぜひ成功させたいので教えてください」

「そうですね。せっかくですからニンニクも植えてみたらどうでしょうか?」

「じゃあ、一緒にやってみますので教えてください」

【つぼみ菜の注意点】
 株間35cm位に植えつけます。側枝の伸長を促すために親茎はあまり蕾が上がらないうちに早めに収穫します。石灰等でpHを調整し肥料はあまり入れすぎないよう注意してください。

【ニンニクの注意点】
 乾燥と酸性に弱い多肥性の作物ですので、土づくりが重要です。肥料は、6割を元肥にして残りを2回に分けて追肥とします。時期は3月上旬と肥大期に入る前の4月上旬頃です。株間15cm、深さ5cmくらいに植えつけます。(排水の悪い畑では高畝にしてください)

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